フィラリア症について考えてみよう!

こんにちは!スタッフMです。

年が明けてから、あっという間にもう4月。フィラリア予防の季節です!

「フィラリア症って蚊から感染する危険な病気だから、予防しないといけないってことは知っているけど、詳しいことはあまりよく知らないなぁ…。」

と、いうワンちゃんの飼い主様! 最近では当たり前になってきたフィラリア症の予防ですが、意外にもその症状や予防方法の仕組みについて、詳しく理解している方は少なかったりします。大切な家族を守るためにも、フィラリア症について、しっかり理解した上で予防を行いましょう!

犬のフィラリア症ってどんな病気

フィラリア症、別名<犬糸状虫症>は、フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が心臓や肺動脈に寄生する病気です。

フィラリアにはオス虫とメス虫がいて、フィラリア症に感染している動物の肺動脈で寄生生活を送っています

ここでオスとメスが交尾をし、マイクロフィラリアと呼ばれる仔虫が生まれます。マイクロフィラリアは肺動脈にとどまらず、感染動物の血管内を血液とともに流れています。

この感染動物の血液を、蚊が吸血すると、マイクロフィラリアが蚊の体内へ移行します。蚊の体内に入ることにより、マイクロフィラリアは感染幼虫へと成長、感染する能力を獲得します。

そして、その蚊が他の非感染動物の血液を吸血したタイミングで、マイクロフィラリアが非感染動物の体内へと入り込み、フィラリアの感染が成立します。

感染したマイクロフィラリアは、心臓や肺動脈に寄生し、成虫になります。

感染してしまうとどんな症状が出るの

最初は無症状ですが、心臓や肺動脈にフィラリアが寄生しているため、血液の循環障害が引き起こされ様々な症状が現れてきます。

呼吸が苦しそう、咳が出る、疲れやすく散歩を嫌がる、尿が赤くなる、腹水でお腹が膨らむ、などの症状です。

急性の症状が現れた場合、数日で亡くなってしまうこともあります。

予防方法は

フィラリアの幼虫を駆虫するお薬(フィラリア症予防薬)を毎月飲ませます。

この予防薬を飲ませる期間について、一般的には4月〜11月頃までと言われておりますが、当院では、通年予防をオススメしております。

なぜ通年予防をオススメしているのか、その理由としては

近年の地球温暖化に伴う蚊の発生地域の北上、発生期間の延長、マンションや下水施設での蚊の越冬など、蚊の発生期間が長くなってきていることが挙げられます。

また、旅行や移動など、お住いの地域以外の場所へワンちゃんが足を踏み入れる機会がある場合、地域による発生期間の違いなどから、1年を通して予防が確実な方が、飼い主様もワンちゃんも安心・安全であると考えております。

<通年予防のメリット>

予防の確実性UP!:予防の確実性が、<ほぼ>確実から<より>確実なものへと変わる。

待ち時間の回避:4〜6月の動物病院の混雑期を避けて1年分の予防薬を取りに来ていただければ、混雑時にご来院していただかなくて済みます。

検査費用とストレスの軽減:獣医師と相談の上、通年予防後のフィラリア検査が不要(検査費用や、採血によるワンちゃんへのストレスをかけなくて済む)。

<通年予防のデメリット>

予防薬費用の増加:期間予防に比べ、多くの予防薬が必要になります。

通年予防を行うにあたって、飼い主様がもっとも心配される理由は、やはりコストではないでしょうか。

当院では、そんな飼い主様に通年予防を取り入れていただきやすくするため

フィラリア予防薬を、低価格でご提供させていただいております。

<1ヶ月分のフィラリア予防薬(おやつタイプ)参考価格>

体重5kg → ¥600

体重10kg → ¥800

体重20kg → ¥1,000

これまで通りの4〜11月の期間予防でも予防効果はありますが

気候が年々変化してきている今日この頃…

この機会に通年予防をぜひご検討いただければと思います。

ど「いっかげつに いっこしかもらえないあのおやつ ふぃらりあっていうのんの よぼうのおやつ なんか〜 ふむふむ。」

月に1回しかもらえないプレミアムおやつなので、パキッと出す音がした途端

どこからともなく爆裂早足どんぐりさんが登場いたします。。。汗

みんなで予防してより安全、より安心。

ぜひ通年予防を取り入れていただければと思います^^

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